12月

☆お歳暮
お中元と同じく一つのけじめで、本来は直接持ち寄り、お礼の言葉を添えるのが礼儀であったのが、現在では贈答儀礼に変わりつつあります。

もともとお歳暮とは、新しい年を迎える神祭りへの供え物として、親戚一堂や分家が、本家に収穫物を持ち寄ったのが起源とされています。

送る時期は、12月20日頃までが一般的でしょう。



☆師走
本来は、師僧が年も押し迫ってお経を読むため、檀家の家回りに東奔西走している月という意味だそうです。



☆事始め
江戸時代には12月13日を事始めといい、12月の大きな行事である「すす払い」を行ないました。
家の内外を清め、新しい年の年神様を迎える大事な行事です。



☆年越し
月の最後の日は晦日というのですが、1年の最後の日、つまり12月31日だけは「大晦日」といいます。
大晦日の夜には、除夜の鐘を聞きながら、年越しそばを食べるのが昔ながらの習わしです。

そばに関しては、延命長寿、転じて無病息災の縁起担ぎになっています。

除夜の鐘は、新しい年もまた幸せでありますようにと、人間が持つ百八つの煩悩を鐘で打つことによって祓うとされています。正式には旧年中につき始めて、最後の鐘を新年につくそうです。