十三参り

女の子が数え年で13歳になった時のお祝いで、200年ほど前から京都嵐山の法輪寺を参拝するようになったことが始まりともいわれています。
お参りの日は、陰暦の3月13日、今の4月13日です。

女の子が初潮を迎えて大人の女性への仲間入りをあらわし、厄除けと成人の祝いを兼ねたものといわれています。
少女から大人になったことを子供にも自覚させ、精神面と身体面の大いなる成長と無事を祈る儀式です。


参考

★装いは本裁ち(大人と同様)の訪問着や中振袖に袋帯などが良いでしょう。
★母親は訪問着や付け下げなどが良いでしょう。

★お参りをしたら菓子袋をお供えし、そのお下がりを境内から出る前に食べます。この菓子袋には知恵が入っており、その知恵を取り入れるという習わしです。
また、京都嵐山では渡月橋を渡り切るまで振りかえると、せっかく授かった知恵を返してしまうという習わしも残っています。

★関西地方では、この十三参りをきっかけにして喪服を作るという習わしがあり、紋付を着る一人前の子がいることを世間に知らせることによって、周りから良いご縁が来るという縁起の良いことでもありました。