宮参り

初宮参りは昔から「産土詣り」と呼ばれ、赤ちゃんが初めて氏神様にお参りし、氏子の一員として認めてもらうと共に、今後の健やかなる成長を祈願するものです。
またかつては、お産が汚れたものだと考えられていたので、「忌み明けの祝い」とも言い、二つの意味を兼ねての儀式でした。

お宮参りは通常男の子は生後30日目、女の子は31日目に行なうのが一般的です。地方によっては50日目というのもあります。しかし最近は子供の健康状態や母体の回復状態などを考慮して行われているようです。
また、お参りの時には父方の祖母が抱いて行くのがしきたりですが、これは母親の産後の忌明けが済んでいないので、神に近づくことが許されなかったそうです。




参考

★お宮参りの祝い着としては、一般には内着として「一つ身」とか「熨斗目」などといわれ、母方の里より送られるケースが多いようです。
当日には、子供に抱き着を着せ、帽子とよだれかけを掛け、その上からお祝い着を「掛け着」として使用します。