帯祝い
妊娠5ヶ月目の戌の日に、妊婦が腹帯を巻いて胎児を安定させ、無事を願うという儀式です。
この帯を「岩田帯」と言い、生まれてくる赤ちゃんが岩の如く丈夫であって欲しいとの願いから、結肌帯(ユハダカオビ)から転じたものです。戌の日に行なうというのは、犬のお産が軽くすむらしいので、これにあやかったのです。
また、冷えを防ぐと共にこの頃から徐々に母親の自覚を持つようにといった意味もあるようです。
参考
★岩田帯は、帯祝いの日に帯親を招いて巻いてもらいます。自分たちの周りから子宝に恵まれている夫婦に帯親となってもらいます。その後、仲人や両親などに祝いの膳を出し安産を祈願するものです。
★岩田帯は妻の実家から送るものとされ、紅白2枚の正絹と1枚の白木綿を重ねて紅白蝶結びの水引きをかけます。(現在では、戌の日に神社にお参りし、安産の祈祷を受けた腹帯を使うことが多いようです。)
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