お七夜

出産七日目を「お七夜」と言い、赤ちゃんの名前を決めて、健やかな成長を願うしきたりで正式に赤ちゃんが家族の仲間入りをする日でもあります。
昔は赤ちゃんが産まれても、両親や周囲の人たちの喜びもつかの間で、幾日もしないうちに死亡してしまうことも多く、無事な成長を願う気持ちは今とは比べものにならないほどだったそうです。

そのせいか、出産後の行事は数多く行われてきました。
初めて産湯に入った日を初夜(ショヤではなくウブヤ)(^^;これにつづき、三夜、五夜、七夜、九夜と誕生後の奇数の日を、「産養い」(ウブヤシナイ)として祝うしきたりがあったのですが、現在では、このうちの「お七夜」だけが引き継がれてきたようです。七日間何事もなく育ち、これからも元気に成長できますようにと、祈願し祝福するのです。